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探偵コラム

素行調査は犯罪?違法にならない素行調査とは

探偵の仕事の中心業務として素行調査というものがあります。
素行調査とはある特定の人の日常の生活や普段の行いについて問題が有無、素行の良し悪しを確認することが挙げられます。
素行が悪いとは具体的に浮気や不倫など、異性関係に問題がある場合、借金やギャンブルなど金銭的に問題を抱えている、暴力を起こす等が挙げられます。
一方で他人のプライベートを無断で尾行することは犯罪なのではないかと感じる方もいるかとおもいます。
このような素行を調査する際、違法行為にならないために気をつける点を挙げていきたいと思います。

探偵による素行調査は合法

探偵に依頼をし、素行調査を行うことは合法です。
探偵による素行調査は探偵業法という法律が適用されます。
探偵業法では「探偵業の定義」が記載されており、他人の依頼を受けて、特定人の所在または行動についての情報を収集する目的として尾行や張込みなどそれに類する調査を依頼者へ報告する業務が記載されています。
この条文から探偵に依頼することで特定人の素行調査を行うことは合法であることが分かります。
一方で「他人の依頼を受けて」調査することが合法なため、仕事として依頼された場合に限られることから探偵でも業務外や個人的な目的で調査することは出来ません。

探偵でも違法になる場合もある

では探偵による調査は必ず合法なのかというとそうとは限りません。
これは探偵業法9条で「探偵業者は、当該探偵業務に関わる調査の結果が犯罪行為、違法な差別的取扱いその他の違法な行為のために用いられることを知ったときは、当該探偵業務を行ってはならない。」と記載してあります。
具体的に違法となる調査方法として他人の住居に侵入する、住居の敷地内にカメラや盗聴器を仕掛けることが挙げられます。
この場合の他人の住居とは調査対象者の一軒家だけでなく、マンションや会社の敷地も該当します。 この他にも探偵業法6条で「探偵業者及び探偵業者の業務に従事するものは探偵業務を行うにあたっては、この法律により他の法令において禁止または制限されている行為を行うことができることとなるものではないことに留意するとともに、人の生活の平穏を害する等個人の権利利益を侵害することがないようにしなければならない。」とあります。

この条文により、犯罪目的による調査が禁止されており、ストーカーへの協力等も共犯として罰せられる可能性もあります。

自分で素行調査は注意

素行調査の内、恋人の浮気や不倫を疑う場合に自身で行おうとすることは注意が必要であり、基本的には違法になるリスクが非常に高いため控えた方が良いでしょう。

身近な人の尾行は難しい

自身で調査を行う際、身近な人の尾行を行うことは困難です。
理由として、対象者が自身の顔や服装を知っているためです。
対象者の背後から尾行すればいいというわけではなく、対象者に接近する必要があります。
そういった場合に顔がバレていると発見されるリスクが高くなってしまいます。
よって身近であるからこそ探偵へ依頼するべきということが分かります。

調査経験がない

自身での調査の問題として経験がないことも挙げられます。
探偵業務は費用が多少高額ですが、その分依頼内容が危険であり、安全に行うことが大切であり、費用に見合う仕事だと言えるでしょう。
その仕事を経験のない自信が単独で行うというのはかなり困難であり、無謀だと言えるでしょう。

自身での尾行は認められていない

探偵は探偵業法により、仕事として尾行することが認められています。
では探偵以外の人はどうでしょうか。
探偵業法では他人の依頼を受けての尾行が認められているため、自身での尾行や張り込みは認められていません。

そのため、必ず違法となるとは限りませんが、ストーカーとして扱われ、犯罪となる可能性も考えられます。
尾行がストーカーとして扱われないようにするにはどのようなことに気をつければいいでしょうか。
ストーカーとは対象者に好意を寄せており、その人に過度な接触や嫌がらせを行い、プライベートに密着する行為です。
そして相手に恐怖感や場合によっては危害を加えることが多くあります。
一方で尾行とは対象者が浮気や不倫をしていないかを確認し、結婚しても大丈夫かや離婚に向けての証拠収集が目的となります。
そのため、ストーカーと尾行では目的が大きく異なりますが、自身での調査では感情が大きく関係します。
そのため、尾行の度を超え、ストーキングのような行為に及んでしまう可能性もあります。
また、尾行経験がないことからルールや線引きがわからず、意図せず犯罪を犯してしまうことも考えられます。

尾行がバレてからの探偵への依頼は高額になることも

自身での尾行がグレーゾーンという理由のほかに、一度尾行にバレてしまうと探偵に依頼する費用が高額になる可能性もあります。
理由として一度バレてしまうと対象者は警戒してしまいます。
そのため調査の成功確率が下がってしまい、調査員の増加や調査回数を増やすことが必要となります。
このことから自身での尾行は法的にグレーゾーンであり、オススメはできず、多少費用がかかりますが、探偵へ依頼するべきです。

素行調査は探偵に依頼

以上により対象者への素行調査を行う際は、自身で行う場合ストーカーと判断される場合や意図せず犯罪を犯してしまう可能性もあります。
そして、自身での尾行がバレてしまうことは危険が伴い、依頼費用が高額になる可能性もあります。
そういった点から身近な人の素行調査を行いたいと考えた際は自身で行うのではなく、早期に探偵に依頼しましょう。

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